弾力日記

ぶにょぶにょした日々

10/23 

枯渇している。かつてないほどに気力というか生きるための力のようなものが枯渇している。なにかやらねばならないような重要なことが山積しているとは思うのだけれど、まったく動く気持ちになれない。状況を考えれば必死こいて寝る間も惜しみ行動せねばならないのだろうけれど、時間が空けばついついソファに座ったまま天井の変な模様を眺め続けてしまいそのまま二時間くらい経過するのだ。このままゆっくりと様々なことが破綻に向かって進んで行き、いつの日か耐えきれなくなって崩壊するのだろうか。俺はもう終わってしまうのだろうか。もはやここまでなのだろうか。あせる気持ちとは裏腹に、微動だにしない身体。その内部ではこんなにもうるさく叫んでいるというのに、必死だというのに、何故こんなにも何もできないのだろうか。

こんな世の中ぶっ潰してやる、風穴空けてやる、知らしめてやる、間違ってるって言ってやる。そんな風に思っていた。何年か前までは確実に思っていた。しかし気がつけば俺はボロボロになり、歳を食い、戦う力も枯渇させ、何にも成し遂げないまま最近は地面ばかり眺めている。そんな折。かつての俺のような年齢の、かつての俺のような人が、かつての俺のようなことを言っているのを目の当たりにして思わずはっとした。

そうだよ、そうだよな、そうなんだよな、もっともっと輝いて世界だって照らせるはずで、世界は僕らの手の中なんだよな。キミは、というか、キミのように戦って苦しんでもがいている全ての人たちは決して間違えてはいないよ。応援しているよ。大丈夫だからね。俺はもう戦えなさそうだけれど、もう少し先の方の沿道で声援を送っているからね。大丈夫だよ。もしもキミが疲れ果てて戦えなくなったとしても、俺のように朽ち果ててしまったとしても、その時は一緒に泣いてあげるから。だから、きっと自分を信じて戦って苦しんでもがき続けてね。

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noteに文章を書いて載せています。

もし良ければ見てください。

https://note.com/onakasukihiko